マイナス思考を治すにはどうすればいいのか。検索して記事を読むうちに、「会話も、服装も、考え方も直さなきゃ」と課題が増え、読む前より落ち込んでいませんか。
そんな場面では、前向きになる方法を追加する前に、読んだ助言を今の生活で使うものと、今は使わないものに分けてみてください。改善記事の項目を全部、自分の欠点として引き受ける必要はありません。
ここでは、情報を探し続けて疲れてしまう男性に向けて、読む目的の決め方、助言の選び方、検索を終える手順を紹介します。性格を治すと約束する話ではなく、情報を読んだあとに自分へのダメ出しを増やさないための工夫です。
マイナス思考を治すには、改善記事を自分の採点表にしない
「当てはまる」と「今すぐ直す必要がある」を分ける
「自信がない男性の特徴」と書かれた記事を読み、当てはまる項目を見つけると、自分の問題が確定したように感じるかもしれません。ただ、記事にはさまざまな読者に向けた例が並んでいます。一つの項目が当てはまっても、それだけで自分全体を評価する材料にはなりません。
たとえば「自分から話しかけない」という記述があったとします。初対面では口数が少なくても、必要な連絡はできている場合があります。その人に必要なのは、毎日誰にでも話しかけることではなく、困っている場面に合った工夫でしょう。
読む途中で、次の点を確かめてみてください。
- 最近、それが原因で具体的に困った場面があるか。
- 記事を読む前から、自分で変えたいと思っていたことか。
- 今の生活で、すでにできている場面もないか。
困った場面が浮かばない項目は、いったん保留で構いません。「書いてあるから直す」から「必要なときに使う」へ、記事の役割を変えます。
助言の数を、そのまま欠点の数にしない
ある記事には積極性、別の記事には聞く姿勢、さらに別の記事には余裕が必要と書かれているかもしれません。それらを一度に満たそうとすると、「自分には全部足りない」という読み方になりやすいです。
でも、助言にはそれぞれ想定する場面があります。話を独占して困っている人への助言と、必要な一言が出なくて困っている人への助言は、同じ使い方にはなりません。方向の違う助言を同時に実行する前に、自分の目的に合うかを選びます。
僕は、記事を読んで見つけた改善点の多さを、誠実さの証明にしなくてよいと思います。必要な情報を一つ持ち帰り、残りを使わず閉じることも、自分で選ぶ行動です。
検索する前に「何ができれば終わりか」を決める
性格全体ではなく、今日の用件を書く
「もっとまともな男になる方法」のように範囲が広い検索は、どこまで読めば十分なのかを決めにくくします。検索窓を開く前に、今ほしい答えを短い一文にしてみてください。
たとえば、週末に人と会う予定があり、服装が心配になった場面を考えます。「魅力のない自分を変える」では、服装以外の欠点探しにも広がります。「手持ちの服に汚れや傷みがないか確認したい」なら、答えを得たあとにする作業が見えます。
目的を絞るときは、次の順番が使えます。
- 何をする予定なのかを、一つだけ書く。
- その予定で、まだ決まっていないことを挙げる。
- 調べて決められることだけを、今回の検索対象にする。
相手が自分を好きになるかどうかのように、調べても確定できないことは残ります。その不確かさまで解消しようとすると、用件が決まっても検索が終わりません。今回の目的は、必要な準備が分かるところまでで十分です。
終了条件は、安心できたかではなく答えが得られたか
「不安がなくなるまで読む」を終了条件にすると、同じ内容を読み直すうちに別の心配が出てきた場合、閉じるきっかけがなくなります。代わりに、検索の前に決めた用件へ戻ります。
終了条件の例は、「確認する場所が分かった」「用意するものを決めた」「相手へ聞く用件がまとまった」などです。これは検索を終えるための例であり、誰でも守るべき時間や回数の基準ではありません。
答えが得られたのに次の記事を開きたくなったら、「まだ不足している情報は何だろう」と一度だけ問いかけます。不足が言葉にならなければ、まず画面を閉じて、決めた用件に手をつけてみます。気分が完全に整っていなくても、調べ物を一区切りにすることはできます。
読んだ助言は「採用・保留・見送り」に振り分ける
今の自分に使える条件がそろっているかを見る
役立ちそうな助言でも、今の時間や予算、相手との関係に合わなければ、実行しづらいものです。できない自分を責める前に、助言を使う条件がそろっているかを見ます。
たとえば「休日は新しい場所へ出かけよう」と読んでも、休息を優先したい週もあります。その週に出かけないことだけで、消極的だと結論を出す必要はありません。助言を採用しない理由があるなら、今回は使わないと決めてよいのです。
振り分けは、次のように考えます。
- 採用は、今の困りごとに関係し、無理なく試せるもの。
- 保留は、関係しそうでも、必要な情報や余裕が足りないもの。
- 見送りは、今の目的と違うものや、自分が大切にしたい態度に合わないもの。
保留にした記事をすべて保存する必要もありません。保存先が「いつか直すべき自分の問題」の一覧になっているなら、必要になったときに探す形でも構いません。
相手を操作する助言は、自分の目標に置き換える
恋愛の記事では、「こう振る舞えば好かれる」といった言葉に目が向くことがあります。しかし、相手の反応は自分だけでは決められません。反応まで達成条件にすると、丁寧に行動しても自分を不合格にしてしまいます。
採用するなら、「好かれるために完璧に振る舞う」より、「相手の話を途中で遮らず、分からない点を聞く」のように、自分で選べる動作へ置き換えます。置き換えても納得できない助言は、見送ってよいでしょう。
自分への評価を見直したいときは、自己肯定感が低い男性が恋愛で損している理由と、今日から整える5つの習慣も関連します。この記事も、すべて実行する宿題にせず、今の困りごとに合う部分を選んでください。
検索を閉じたあとは、評価より使用感を確かめる
記事を読んだ量ではなく、使った内容を残す
調べ物を終えたら、長い決意表明ではなく、採用した内容を短く残します。たとえば「会う前に、着る服の襟と袖を確認する」です。そこに「これもできない自分は駄目だ」という条件を付け足さないようにします。
試したあとも、人格の採点ではなく、その助言が今回の用件に役立ったかを確認します。記録するなら、次の項目で足ります。
- 何を試したか。
- 実行するときに、どこが使いやすかったか、難しかったか。
- 次も使うか、少し変えるか、使わないか。
「確認する場所が分かったので準備を終えられた」なら、それが今回の使用感です。「まだ自信がないから無意味だった」と、当初の目的より大きな条件をあとから加えなくて大丈夫です。
合わなかった助言を、努力不足の証拠にしない
試してみて、手間が多すぎる、場面に合わない、意識するほど動きにくいと感じることもあります。その場合は、やり方を減らしたり、使う場面を変えたりできます。同じ方法を続けることだけが改善ではありません。
たとえば、確認項目が多くて出発前に慌てたなら、前日に済ませる項目を選びます。それでも負担が大きければ、その助言はいったん外します。「続かなかった」という結果から性格を評価する前に、方法の負担を見るわけです。
一方で、できたことまで打ち消してしまうなら、男が自信をつけるには?褒められても否定してしまう癖の整え方も参考になります。別の課題まで増やす必要はなく、今の自分に関係すると感じたときに読んでみてください。
よくある質問
改善記事を読むのを全部やめたほうがいいですか?
全部やめる必要はありません。読むことで用件が決まったり、行動しやすくなったりするなら、情報は役立っています。見直したいのは、目的の答えが得られたあとも、自分の欠点を探すために読み続けている場面です。読むか読まないかの二択にせず、今回はここまで、と用途ごとに区切ってみてください。
記事を閉じても、マイナスな考えが浮かんだら失敗ですか?
失敗と採点する必要はありません。この工夫の目標は、考えが一切浮かばない状態ではなく、調べ物を必要な範囲で終えることです。考えが残っていても、次の記事を開かず、予定していた用件へ戻れたなら、その行動をそのまま認めてよいと思います。戻れなかった日も、罰として読む情報や改善項目を増やさないようにします。
まとめと今日できる一歩
マイナス思考の改善を、終わりのない宿題にしない
改善記事を読むほど落ち込むときは、情報の量よりも使い方を見直します。読む前に用件を決め、助言を採用・保留・見送りに分け、必要な答えが得られたら閉じる。この順番なら、「まだ足りないもの」を探すだけで終わらず、生活で使う内容を選べます。
僕は、自分を整える時間には、改善点を探さない時間も含めてよいと思います。記事に書かれた理想を全部背負う必要はありません。
今日開いている記事から、一つだけ選ぶ
今日は、新しい記事を探す前に、今開いているページで「今回使う助言」を一つ選んでみてください。なければ、採用なしで閉じても構いません。選べたら、実際にする動作を短く書き、検索を終えます。自分の欠点を一つ増やす代わりに、自分で選んだ用件を一つ残すところから始めましょう。